Sonic Research Turbo Tuner ST-200

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圧倒的な測定精度と、測定速度のストロボチューナーを持ちながらも非常に低価格と言う事で話題の Sonic Research Turbo Tuner ST-200

正真正銘のストロボチューナーにも関わらず、Peterson の、バーチャルストロボチューナー StroboStomp 2 よりも圧倒的に安いと言う事で買ってみました。

私が買った頃(09年5月末)は、代理店も無く、扱っている楽器店も無かったので、オークション以外だとメーカーから直接購入するしか無かったのですが、申し込んでから1週間ほどで届きました。

アメリカから出荷されていると考えると、結構早かった記憶があります。

Sonic Research Turbo Tuner ST-200のパッケージ

↑ 中身もシンプル。

で、結構デカイ段ボールで届くでんすが、パッケージが小さい・・・

ST-200 本体と説明書(英語)と滑り止めシール?のみ。

電池は?って思ったんですが、既に本体にセットされています。
(出荷直前に電池を入れているんだそうです。)

取り出してみて感じたのは、非常に軽くてコンパクトだと言う事ですね。
普通のチューナーと比べても軽いと思います。
写真に写っている KORG DT-7 よりも軽いです。

ST-200とLMB-3/RAT/DT-7の比較(上) ST-200とLMB-3/RAT/DT-7の比較(横) ST-200と1 SPOT

一般的なコンパクトエフェクターと比べても小さいですし、高さも低いですのでエフェクトケースの隅に入れたりとか持ち運ぶには最適だと思います。

当然ですが、1 SPOT 等の ACアダプターから電源供給が可能です。

で、0.02centと言う驚異の測定精度ですが、使ってみた感じ私には良く分かりません(笑)
そこまでの精度を出すのは難しいだけかもしれませんけど、特にズレている感じもしませんし、以前と比べて明らかに向上した!!って言う感じも特にないです。

ただ、クロマチックチューナーの様に、上下に結果が揺れるような事はないので、その点は非常に使いやすいと思います。

そして、評判の測定速度(笑)

確かに、この動画の様な感じで素早く反応します。

ただ、ここまで早くてもあんまり意味がないですけどね(笑)
素早くチューニングしたい時には非常に重宝すると思います。

慣れると、かなり早くチューニング出来るようになってきます。


Sonic Research Turbo Tuner ST-200

精度も速度も申し分ないのですが、チューニングしやすいか?っと聞かれると結構微妙です。

一般的なチューナーと比べると、上下どちらにズレているのかは非常に分かりやすいのですが、どの程度ズレているのかは慣れないと非常に分かり難い。
最初のうちは、適当に合わせる事が非常に難しいと思います(笑)

毎回完璧に合わせられれば良いのですが、測定精度 0.02cent が本当ならば、それ以上ずれていると音が高いとか、低いとかって言う反応になる訳で、当然それなりに時間がかかると思います。
ギターの角度を変えるだけでも、このくらいの範囲で音程が上がったり下がったりはしますからね。

なので、ライブ中にパッと合わせられるようになるには慣れが必要だと思います。
ただ、慣れてしまえば素早く正確にチューニング出来るので、相当使えると思います。

ちなみに、開放弦では無くて 12フレット上のハーモニクスで合せるようにすると、素早く正確にチューニング出来るような気がします。
ピックアップはネック側で。

スタジオに入った時にバンドのメンバーが使ったのですが、まったくチューニング出来ませんでした(笑)
いきなり、「右回りだったら高くて、左回りだったら低い。」と言われても、何のことやらさっぱりですよね。


悪い部分。

ON/OFF 時に「バツッ」っと言ったようなノイズが入ります。

そこまで大きな音では無いですが、ライブの曲間やMC中など、静かな状態だと気になります。
個体差があるかもしれませんが、ネット上で同じような指摘を見かけたので、不良品と言う訳では無く、仕様なのかもしれません。

せっかくの True Bypass の存在価値が半減するくらい致命的な欠陥だと思います。
今のところ、後段のボリュームペダルで音を絞ってからST-200のON/OFFをしてますが、面倒なので前段にA/B Boxを噛ませて ST-200 を別ループで常時ON にしようと思っています。

Sonic Research Turbo Tuner ST-200の背面

また、電池の入れ替えがドライバーを使わないと出来ないと言うのは致命的じゃないかと。
私は AC アダプターから電源供給しているので、あまり気になりませんが乾電池派にとっては痛いでしょう。

出先で電池が無くなったら・・・
って思いますよね。


総合的にみて、Sonic Research Turbo Tuner ST-200 は良い商品だと思います。

反応速度も速いですし、ライブ中の視認性も高いです。
測定精度に関しても、使いこなせるようになれば素晴らしいのではないかと思います。
使いこなしていなくても、他のチューナーと変わりないくらいの精度は出せます。(笑)

ただ、欠点も色々とあるので、手放しではお薦めできないと言う感じです。

ストロボチューナーに興味があって、主にライブ以外での利用を想定しているなら何の問題も無い推薦品だと思います。
が、ライブ中のミュートスイッチも兼ねるチューナーを探しているのであれば、良く考えた方が良いと思います。

まぁ、今(2010.6.2)の為替レートならUSからの送料込みでも15,000円くらいなので、チューナーの中で特別高いわけでもないですし、トゥルーストロボチューナーって考えると非常に安いと思います。
試してみる価値はあると思います。

最近、代理店が決まったようで、楽器屋さんでも扱っている店がありますね。
直接メーカーから買う場合と比べると、若干割高ですが、代理店経由の場合マニュアルが日本語化されているらしいです。

このチューナーは、プリセットを自分で作ることができるのですが、その辺りまで突っ込んで設定したい場合には日本語マニュアルが付属していた方がいいかもしれません。

マニュアルがしっかりと翻訳されていれば・・・の話ですけど・・・
私は直販で買ったのでわかりません。。。

(2011年5月 5日 02:53 更新)

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この記事について

公開:2009年5月27日 19:11
更新:2011年5月 5日 02:53

このページは、道草が書きました。

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