Cubase を 6 にアップデートしました。
Steinberg Cubase Pro 9.5
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機能的に 5 から劇的に変わった感じは無いですが、着実に使いやすくなっていると思います。
6 での変更点
UI は結構変わったように感じますね。
パット見で分かると思います。
基本的に色味を地味にした感じと言うか、モノトーン感が強調されたように感じで、クールな印象を受けます。
ただ、クールな感じは良いんですが、スイッチの ON/OFF 等がパッと見分かりにくく感じるのは私だけでしょうか?
まぁ、慣れれば何て事はないですが。
全体的にトラックやパートの色が分かりやすくなったようにも感じるので、そのために枠を地味にした感じかもしれないですね。
と言う感じで、まだ全部の新機能を試した訳ではなく、何とも言えない部分も多々ありますが、軽く使用感を書いてい行こうと思います。
6 の新機能
レーン
機能面で一番変わったと感じるのは、レーンの扱いです。
これまではレーンの中でミュートされていないパートの中で一番下のレーン(最後に録音したもの)がトラックのテイクとして採用されていましたが、6は任意のパートをクリックする事でそのパートを採用する事が出来ます。
これは、新機能の「マルチテイクコンピング」だと思いますが、この仕様を知らなくて意図通りに再生されず困りましたが、なるほど膨大な回数レコーディングした物をスイッチしながら聞いて行く作業などには便利だと思います。
ただ、これも善し悪しで、ワンクリックでパートの有効・無効が変わってしまうので、レーンを開きっぱなしにしていると意識せずに別なパートを有効にしてしまったりして、ちょっと危険。
ロックを掛ける事が出来ると良いと思いますが、それはレーンを閉じろって事なんですよね、きっと。
VST AMP RACK
そして、ギタリストとしては注目していた新プラグイン VST AMP RACK です。
Cubase 初のまともなアンプシミュレーター?でしょうか?
個人的には以前からある AmpSimulator も結構好きですが(笑)
簡単に使ってみての感想ですが、
「無料で付いてくるプラグインと考えれば合格。でも、本番のギターレコーディングで使うか?っと聞かれたら、たぶん使わない。」
と言った感じ。
音は悪くないと思いますが、何と言うんでしょうかねぇ?
ギタリストが考えるギターの美味しい音では無いです。
そもそも、アプローチとしてギターの音色を録音後に変えるのってあまり好きじゃないんです。
録音後に色々いじれた方が選択肢が広がるのは分かるんですが、音色も含めてのギターアレンジだと思ってるので、なかなか手法として馴染めません。
そもそも音が変わったらフレーズも変わるんです、私の場合。
変な話、アンプとかの設定が全く同じでも、NR Firebird からダンカンストラトに持ちかえたらフレーズが変わるんですよ。
で、そういうノリが一番大事だと思ってるので、こういう「後から」系にはナカナカ馴染めません。
が、ギタリストじゃない人にとっては全然有りだと思いますし、アレンジの段階の仮録りみたいな時には良いかもしれません。
(個人的には上記の理由で「弾き直した方が早い」っと思ってしまいますが…)
これ、上手く使えば打ち込みのギターとかでもそれなりに聞こえるんじゃないかと思います。
ジャンルにもよりますが、ポップスのギターってこういう音が多いかな?って感じの音になります。
適度に主張し、適度にまとまっている。でも、ギター音源よりは断然ギターっぽいニュアンスになると思います。
本当にイメージでしかないんですが、非ギタリストが求めるギターの音ってこういう音なんじゃないかと。
HALion Sonic SE
HALion Sonic SE は良いですね。
付属音源でこのくらいの音色数があればまぁ、良いんじゃないかってくらいの量だと思います。
まだ、数音色しか試してないですけど、それなりにしっかりした音が出ます。
バックで使う程度なら個人的には全然これでOK。
Windows XP でも使えるみたい
ちなみに、Windows なら 7、Mac OS X なら 10.6 と言う、メジャー最新版にしか対応して無いというビックリ動作環境ですが、私が試した感じ、少なくとも Windows XP Pro 32bit にはインストール可能で、普通に立ち上げて使う事も出来ました。
(全ての機能を試した訳ではないので注意!)
Windows と Mac どちらでも使える事のメリット
最近、ノートPC を Windows から Mac に切り替えてあたらためて感じましたが、Windows と Mac のハイブリッドである事はそれだけでも非常に価値があります。
あのタイミングで SONAR から乗り換えていなければ、こんなに簡単に Mac 移行はできなかったでしょうね。
また、Win/Mac どちらでも使えるというのは、乗り換えのタイミング以外にも色々とメリットがあります。
例えば、無料の VSTプラグインの中には Windows にしか対応していないものが多数あり、Mac に乗り変えたら使えないなんて事も勿論あるのですが、そういう時に Win 環境でも同じソフトが使えるのは便利ですよ。
私の場合、家では Win7 のデスクトップで作業して、スタジオに行く時には Mac を持って行くという感じで使っていますが、書き出しやコンバートをせずに、フォルダごと同期をとるだけでやり取りが出来るので非常に楽です。
まぁ、OS を変える予定があるという人はあまり居ないかも知れませんが、もしもそういう予定があって、DAWのホストアプリケーションを検討しているのであれば、そういう意味でも Cubase はお薦めです。
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Cubase 6 からは製本マニュアルは付属しない
ちなみに、今回のバージョンから製品に製本されたマニュアルは付属しないようです。
マニュアルはPDFだけ。
私のはアップデート版でしたが、マニュアルはPDF(日本語)だけでした。
ってことは、国内正規版と直輸入版の違いは PDFマニュアルが日本語かどうかの違いだけになるのかな~?
2万円以上違うので迷いますよね。。。
と言うよりも、凄く安くなりましたよね。
直輸入品じゃなくて正規の国内版も7万円台なのか…
※このページは INOLOG から移植されました