ギターリペアの結果と… / ダンカンストラトを修理に出してみた

ギターリペア & Dean Markley弦とオクターブピッチ」の続きです

もうずいぶんと前の話になってしまいましたが、松下工房に修理に出していた Seymour Duncan DS-100?を取ってきました。

修理の内容としては、フレットの接着と削り合わせ(ついでにメンテナンス)だったのですが、予定よりも早く水曜に連絡をもらいました。

日曜日に出して水曜なので、だいたい4日で返ってきた感じですね。

料金は合計で 25000円くらいでした。

この料金が高いのか安いのかは、他の工房に出した事が無いので良く分かりませんが、HP の料金表で見積もった感じよりも若干高いような気がするのは気のせいでしょうか・・・

肝心の仕上がりに関してですが、これはチョット表現が難しいですね、なのでしっかり書きます。

まず、フレットの接着と削り合わせについてですが、これは流石、完璧です。
綺麗に仕上げてありますし、作業で付いた様な傷も有りませんでした。

問題だった、1弦でチョーキングすると途中で音が擦れてしまうという問題も解消しました。

フレットの接着によって、鳴りが良くなったような気もします。

気のせいかも知れないですけど、よりピッキングの強弱が音に反映される用になったような感じがします。

が、その他の部分に関しては効果が分からないと言うのが正直な感想ですね。

このギターの場合、ガリなどのサーキット周りの問題は無かったので何とも言えませんが、メンテナンスと言われる作業で向上したと感じられる部分は特にありませんでした。

あと、PUの高さとバランスに関しては、ちょっと問題がある状態、と言うか全体的にかなり低いセッティングになっていて、PU間のバランスも微妙でした。

弦高に比べて PU の高さに関しては情報が少ないので、どのような調節方法がベストなのかと言うのは非常に難しいのですが、高すぎるよりは低い方が良いでしょうが、低ければ良いってもんでも無いと思うので、エレキギターの歴史の生き証人 Bill Lawrence さんのサイトに書いてある方法を参考に調整しなおしました。(日本語訳はこちら

↑ 今年の NAMM Show でギターを弾く Bill Lawrence さん・・・上手い・・・

話が逸れていまいましたが、何が言いたいかと言うと、
チョーキング時に音が擦れてしまう問題は解決したけど、特別音が良くなった訳ではない。
と言う事です。

ちょっと期待していたので残念でしたが、これがこのギターの限界かもしれないので、なんとも言えません。

後、これはリペアに出す前からなのかどうか分かりませんが、1弦のペグが浮いてました。

うーん、これはチョットなぁ…と思います。

Seymour Duncan DS-100
Seymour Duncan DS-100

分かりにくいかもしれませんが、ネジが緩んだと言うより、2弦と 1弦の間にあるネジを1弦のペグを取り付ける前に締めてしまったために、ペグがネジの上に乗っかってしまったと言う感じです。

メンテナンスの内容は、

ネック調整*ナット調整*弦高調整*P.U.バランス調整*コントロール類接点復活*オクターブ調整

となっているので、「ペグの締め直し」は入っていないのかもしれませんけど、そのくらいサービスで何とかならないのかと思うのは私だけですかねぇ?


まぁここまでは可逆的なものと言うか、PUは調節すればいいし、ペグは締め直せばいいので大した問題では無いのですが、残念なことにフレットを削った事で、激しく弾きにくくなってしまいました

Seymour Duncan DS-100

0.5~0.75mm位の間でしょうか?

これは、見積もりの時にも言われたんですけどね。

「フレットの溝がかなり深いから、削り合わせると相当フレットが低くなるので、弾きにくくなると思う。」と。

えぇ、確かに弾きにくくなりました。残念ですが・・・・

修理から戻った時点では STIPower Wound Light (10-46) が張ってあったのですが、ロングスケールで 10-46 っていうテンションだと、ハッキリ言ってチョーキングが出来るか出来ないかっと言った感じ。

毎回、本気でグイっと上げる感じです。

Blue Steel の Custom Light (09-46) に張り替えてみたのですが、まだキツイ感じでした。

最終的に ghsBOOMERS 09-42 に張り替えて落ち着いているのですが、チョーキング出来ない訳では無いですが、全体的に弾きにくいのは治らないですねぇ…

どちらにしても、弾きにくくなったのは松下工房さんのせいでは無いので、誤解しないでください。


余談ですが、BOOMERS は良いですね、お勧めだと思います。

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実は 09-42 に張り替えるとき、最初は STI の弦で張ったのですが、音的に気に入らなかったので BOOMERS に張り替えました。

BOOMERS って値段的には安い方の弦だと思うのですが、良いですね。
伸びも有るし、力強い音がします。
テンションも若干キツイ感じで良いですね。

ストラト用の弦は、とりあえずこれで決まりって感じです。

ghs と言えば、Fast Fret を長年愛用しているんですが、弦は初めて使いました。

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Fast Fret 同様、コストパフォーマンスに優れた良い商品だと思います。


そんなこんなで、直るには直った訳ですが、ライブは無理っぽい感じで、レコーディング専用になりそうです。

実は、このストラトを今更修理に出したのは Love Freedom のライブで使いたかったからなんですが、どうやらダメっぽい感じです。

一応、Firebird があるんですけど、Love Freedom と Firebird は色々な意味(見た目とか音とか)で相性が良くなかったので微妙な感じ。

個人的には、Love Freedom と相性が良い(見た目とか音とかね)のはやはり Fender系のギターなんですよね。

サウンド的にはハムバッカーの音も良く使うので、オールマイティーな感じで、Ibanez の HSH とかのギターでも OK なんだけど、所謂ハイテク系ギターを使っちゃうと、見た目的にそっち系(ってどっち系?)になってしまうので NG。

っと言う感じで、いろいろ物色しだしたのですが、深みにはまって大変でした。
長くなったので、その辺りはまた今度。

ギター探しの旅の話はこちら

※このページは INOLOG から移植されました

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