かなり久しぶりですが、当ブログの不動のナンバーワンコンテンツ、ケーブルネタです。
今回は Lava Cable TightRope を使ってみたら良かったよ! ってお話です。
なのですが、最後にケーブルネタを書いてから結構年数がたってしまい、私の環境なんかも結構変わっているのでその辺りを軽く説明してからにしたいと思います。
Lava Cable TightRope
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これまでの経緯
前回のケーブルネタはこんな感じ。
メインギターが B3 Metal XS に代わり、家ではちゃんとアンプ(Blackstar HT-5R Combo)を鳴らして練習するようになり、ボードの内容も POD X3 LIVE からコンパクトエフェクターで構築していく方向になって行った時期ですね。
まぁ、かなりスカスカな感じで簡素ですよね。
で、現在。
はい、おかしな事になってしまいましたw
確か、軽量化を目指して POD X3 LIVE からコンパクト替えたのにね…
ボードも FRP になって、明らかに劇重なボードになってしまいました…
で、結局何が言いたいかと言うと、ボードの大きさもそうなんですが、エフェクターの量が段違いに多くなり、スイッチャーが有る事によって、必要なパッチケーブルの数も倍以上になり、ボード内のスペースの問題で、かなりタイトにケーブルを這わせないと収まりきらなくなってしまったんです。
と言う流れで、今回のお話はスタートします。
なぜ Lava Cable TightRope なのか?
通常のパッチケーブルでは大きすぎる
そんな感じでボードの中がごちゃごちゃになってくるとなかなか Belden 8412 とかMogami 2534 でパッチケーブルを作るのは厳しくなってきます。
Belden 8412 とかMogami 2534 と言うよりも単純にプラグの問題ですね。
この手のケーブルと組み合わせることの多いプラグは Switchcraft とか Neutrik だと思います。
特に Switchcraft 280 とか Neutrik NP2X なんかはド定番ですよね。
なのですが、この手のプラグはパッチケーブルには向かないんです。
そもそもボードの中で使うパッチケーブルの場合には L型を使う事が多いと思います。
ストレートでも小型のものが使われるケースが多いのではないかなと。
そうなると Neutrik は L型でも少し大きかったりするので、選択肢としては Switchcraft の 380、226、228 辺りが候補になりますが、これらを使ってもまだちょっと大きすぎるんですよね。
エフェクター側は何とかなるかも知れないですが、スイッチャー側はかなり厳しいです。
スイッチャーに使うパッチケーブルはソルダーレス一択
なので、ボードの中の配線としては FREE THE TONE とか EVIDENCE AUDIO のソルダーレスケーブルを中心に組んでました。
これらのケーブルはどちらもお薦めできる商品です。
あとは好みの問題なのですが、普通に使うなら FREE THE TONE の方が扱っている楽器屋も多いですし、ばら売りしている店も多いので便利かなと。
プラグは Nickel と Gold がありますが、私は Gold しか使った事がないので Nickel のタイプに関しては正直良く分からないのです。
一応 Gold の方が「高音質タイプ」と謳われているのでそう言う事なんだろうなという感じです。
まぁ、好みで選べば良いのかなと。
ソルダーレスでも単芯が良い
が、私は VOVOX を使いだしてから単芯にハマってしまったので EVIDENCE AUDIO の SIS Monorail とかを試したりしていたのですが、SIS Monorail はケーブルが固めで取り回しが若干悪いのがネックでした。
EVIDENCE AUDIO Monorail SIS
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で、色々と見ていた時に見つけたのが Lava Cable TightRope です。
Lava Cable 自体は以前から知っていて、The Lava Soar を使ってシールドを作った事もあって、パッチケーブルもいくつか種類が出ていることは知っていましたが、実際に使ってみた事は無かったので今回が初です。
まず、他のこの手の商品と比べて実売価格がかなり安いのではないかなと。
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単芯ケーブルとなると SIS Monorail くらいしか比較できる商品が無いので何とも言えないのですが、Free The Tone のキットと比べてもかなり割安なイメージです。
音質に関しては単芯特有の癖があるので好き嫌いが分かれると思いますが、好きな人は好きじゃ無いかなという感じです。
Free The Tone やSIS Monorail と比べて音が良いとか悪いとか言うレベルの違いはないと思います。
Lava Cable TightRope の作り方
さて、作り方ですが、パッケージに書かれている作り方は以下のような感じです。
この手のケーブルの中でもかなり作りやすいタイプなんじゃないかなと感じます。
まずはパーツを用意。ケーブルを必要な長さに切ります。
一番外側の被膜を剥ぎます。
挟んでケーブルを回すような感覚で刃を当てると綺麗に剥げると思います。
力を入れ過ぎるとシールド線が切れてしまうので注意。
芯線を剥きだします。
ここも先ほどと同様に刃を当ててケーブルを回すようなイメージで。
同じような要領で黒い皮膜を 2mmほど剥くのですが、実はそこまで綺麗に剥ぐ必要はないのかなと思います。
薄いので刃を当てすぎると白い部分も一緒にはがれてしまいます。
ここが一番失敗しやすいです。
シールド線を撚ります。
プラグに差し込みます。
この時に軽く回しこむと芯線がプラグの溝に固定されます。
固定したい方向に折り曲げます。
キャップをつけます。
完成!
なのですが、公式の動画を見ると若干書いてあること違います。
だいぶ大雑把な作り方です。
特に、シールド線を束ねた後、黒い皮膜を剥く部分。
ほとんど剥いちゃってますけどそれでOKならそっちの方が良いと思います。
感覚としては各部の長さを意識しながら動画の作り方で作ると失敗がないのかなと思います。
こんな感じです。
欠点は Lプラグしかないことでしょうか?
あと、色々な色が出てるのであえて白を買ってみましたが、目立ちますね…
黒の方が良いと思いますw
という感じで、かなり久しぶりのシールドネタでしたが、いかがでしたでしょうか?
とても良いです!オススメ!
最初に書いたように「Lava Cable TightRope を使ってみたら良かったよ。」って話なのですが、このキットはお勧めですよ。
何がお勧めかというと、基本的にこれだけ買えば他に必要な工具はハサミくらいだという手軽さ。
これなら「もしも」の時のためにギターケースとかに入れておいても良いかなと感じました。
それくらい簡単に、しっかりとしたシールドが作れると思います。
パッチケーブル作ってみたいけど、なんか難しそうだなぁっと感じている人にこそ試してみてほしい商品ですね。
これはお薦めです。
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※このページは INOLOG から移植されました
“Lava Cable TightRope – ソルダーレスパッチケーブルキット” への2件の返信