約 7年ぶりの Born Blanchir ライブ、無事に終了しました。
お越しいただいた皆様ありがとうございました。
いかがだったでしょうか?
おかげさまでとても楽しくライブできました。
今の自分たちにとっては楽しくできて、受け入れてもらえたことが重要だったなと。
トモダチに感謝。
セットリスト – Born Blanchir 19.12.14
今回のセットリスト。
- 太陽
- ミテルヨミテル
- 人間到ル処青山ブチ壊シ
- ミラクル
- トモダチ
「人間到ル処青山ブチ壊シ」と「ミラクル」は完全な新曲。
「太陽」は昔からやっている曲ですが、今回は完全に別アレンジというか、再構築した感じで、ほぼ新曲。
「トモダチ」も LOVE FREEDOM 時代の曲ですが、完全に新しくボンブラの曲として構築してみました。
ちょっとデモ的なところが有るので、完成まではもう少しという感じ。
「ミテルヨミテル」は、7年前のライブでもほぼ同じアレンジで「地蔵」という仮タイトルでやっています。
ということで、5曲中4曲は新曲に近い感じです。
書いてて気がつきましたが、ライブで必ずと言っていいほどやってきた、
「Love Freedom」や「エルレイン」、「ハイサルタイム」
と言う代表曲を一つやってないですね。
まぁ、7年経っているんだから当たり前といえば当たり前ですが、結構雰囲気が変わったかもしれません。
そんな部分も含めて、「今」の Born Blanchir は如何だったでしょうか。
機材 – Born Blanchir 19.12.14
さて、7年も経てば機材も変わる。
ってことで、こちらもほぼ総入れ替えでした。
DAW
まず、トラックの再生に使った機材はこちら。
- MacBook Pro 13inch 2018
- RME Fireface UCX
- Cubase Pro 10
MBP はちょうど 1年ほど前に買い替えてて、オーディオインターフェースも RME に変えて、超ド安定な構成に。
DAWソフトは Ableton Live を使おうかなと思っていたのですが、一つのプロジェクトで全曲コントロールする使い方だと Cubase のアレンジャートラック使う方法に軍配が上がったので、今回も Cubase で。
本当は iPad から Cubase をコントロールできるとライブ感があって良いのでしょうが、Cubase iC Pro は Wi-Fi 前提のようで、Bluetooth 経由ではコントロールできないようなので断念。
この辺りはもう少しスマートにしたいです。
DAWの機材の感想
簡単にまとめると
- MBP 13inch 2018 で十分ライブできる
- RME Fireface UCX は音が良くて安定してる
という感じ。
私は、Cubase でライブ用のプロジェクトを作って、1つのプロジェクトにすべての曲をまとめるタイプです。
なので、ライブ用のプロジェクトを作る際には、元のプロジェクトから書き出したオーディオを取り込む感じになりますが、その際、2mixのステレオを取り込むのではなくて、ステムか下手すると完全にパラデータで書き出して取り込んでます。
ボンブラはライブ用のアレンジが音源(未発表ですがw)とは異なるものが多くて、ループ回数なんかもその場で変えてたりするので、その手の作業のやり易さを考えると、2mixやステムよりも完全にパラで書き出して、ライブ用のプロジェクトで簡単いじれる状態にしておきたい、というのが一番大きな狙いです。
なので、元プロジェクトのトラック数×曲数がライブ用のプロジェクトのトラック数になります。
そして、元プロジェクトでマスタートラックにかけていたコンプ系のエフェクトの類いは、基本的にライブ用プロジェクトでかけ直します。
これも、適用済みのステムやパラを書き出しても良いのですが、ライブ用のオケで他の曲との兼ね合いで音圧などを変えたいことが結構有るので、ライブ用のオケでかけてます。
となると、結構負荷が高いプロジェクトになってくるんですよね。
7年前にライブした時も似た発想でやっていましたが、負荷が高くて挙動が怪しくなったりしたので、パラではなくてステムにしたり、コンプを適用済みの WAV を書き出したりして回避していた記憶がありますが、今回は意識することすらなかったです。
ド安定。
最近は、録音やライブだけでなく制作でも MBP をメインで使っていますが、全く問題ないですね。
すごい。
でも、MVP は Fireface UCX かなと。
素晴らしいインターフェースだと思います。
ここで UCX の良ささを書き出すと長くなりすぎるので割愛しますが、とにかく不安感がない。
ライブで使うときにこれ以上の褒め言葉はないのかなと。
RME Fireface UCX
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高いですけど、音質・安定性・製品の寿命、どれをとっても価格以上の価値があります。
ギター
ギター関連の機材は下記の通り
- Fender Custom Shop Postmodern Strat
- Sonic Research ST-300 Mini
- Cry Baby Mini Wah
- Origin Effects Cali76 Compact Deluxe
- Analog Man King of Tone
- Top Tone DG-2
- Eventide H9
- Free The Tone PT-3D
- VOVOX Sonorus Protect A
- Lava Cable TightRope
- Aclam Guitars Smart Track XS2
総入れ替えに近いです。
7年前のライブもそうですが、4年前にジュマペールのサポートでギターを弾いた時の機材を見てもほぼ総入れ替え。
残ってるのは、チューナーとかシールド類を除くと、King of Tone のみ?
この辺りは、今回は「ボンブラのライブだったから」というのもあるかなと思います。
これが、サポートライブとかで完全にギタリストとしてのみ参加するライブなら、きっとスイッチャー有りのデカイボードとか、Mark V 25とか持ち込んだかもしれません。
が、Born Blanchir に関して言うと、ギターも弾きますけど、マニュピュレーターも兼ねるので、ギタリストに専念できません。
さらに言えば、ボンブラの曲ってギター有りきでは作ってないので、原曲にはエレキギターが入ってない曲とかもあります。
そんな感じで、できるだけコンパクトなエフェクターボードで望んだのが、今回のライブなのですが、結果的には大成功だったかなと。
ギター関連機材のポイント
肝となったのは Eventide H9 でしょう、間違いなく。
H9 があったからこそ、このコンパクトなボードでライブできたと思います。
Eventide H9
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さらに Cubase から H9 をコントロールしたことが、もう一つのポイントかなと。
何年も DAW でライブしているのに、MIDI でギターエフェクターをコントロールするのは今回が初めて。
なぜ今までやった事が無かったのか不思議ですが、Cubaseの設定が結構めんどくさくて、相手が H9 じゃ無かったらさらに苦戦した可能性が高いなぁっと。
これを書き出すと長くなるので、別でまとめようかなと思います。
H9 は高機能かつコンパクトなエフェクターです。
そのため、本体での操作は複雑で、ライブ中、特に曲中に、H9 本体だけでプリセットを切り替えたりするのは熟練しないと事故る可能性が高いなと。
プログラマブルスイッチャーと組み合わせるケースが多いと思うので、ほとんどのケースでは問題にならないと思いますが、今回のようにスイッチャー無しで使う場合 MIDI で操作するのは非常に有用だなと感じます。
ちなみに、H9 Control App で iPad で操作することも可能で、ギタリストの場合意外と右手が自由になる事が多いので、右手でタブレットを操作してパッチを切り替えるのもアリかも。
Fender CS ストラトはどうだったか?
購入後、初めて Fender CS ストラトをライブで使いましたが、実際にライブで使ってみて「とても安定して弾きやすいギター」だなと。
ストラトキャスターを久しぶりにライブで使いましたが、ライブ向きのギターですよね。
変な鳴り方をしないというか、家とスタジオ、本番でイメージする音が変わらないので、非常にコントロールしやすい。
近年使ってきた Firebird / B3 Metal と言う、オールマホで暴れまくるギターと比べると、圧倒的に使いやすかった。
あと、軽い。小さい。
メインギターとしてどうか?って話になると、b3 や Firebird と比べると見た目のインパクトが少ないので、悩ましいところですが、今回のような雰囲気のライブの時には衣装も選ばないので使いやすいですよね。
コンパクトボードはどうだったか?
ワウ、コンプ、歪み × 2、モジュレーション
5個のペダルだけで構成されたボード。
これをコンパクトと感じるかどうかは人によると思いますが、8ループのプログラマブルスイッチャーを使っていた人からすると、明らかにコンパクトなボード。
ただ、不安感があったかと言うとそこまで無かったかなと。
先ほども書きましたが、Eventide H9、このエフェクターがあった事が大きいかなと。
このエフェクターが入っている事で、モジュレーション系をほぼ思い通りに再現できると言う安心感、これが全て。
Aclam Guitars Smart Track XS2
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あとは、Aclam Guitars Smart Track XS2、このペダルボードが本当に使いやすくて助かりました。
何年も前から「コンパクトなエフェクターボード」を作ろうとしていたのですが、なかなか良いボードを見つけられず計画が進みませんでした。
が、このボードに出会って、一気に実現した感じです。
よく考えられてます。
エフェクター自体に加工をする必要がないし、ベルクロのように取り外す時のストレスもないので、色々なエフェクターを気軽に入れ替えて使えて便利です。
DAWからプログラムチェンジする方法を使えばコンパクトなボードでも十分ライブできそうなので、ボンブラのライブに関してはしばらくこの構成でやろうかなぁっと言う感じです。
MVP はもちろん H9 です。
総括 – 振り返り
良いライブでした。
7年ライブしてなかったのにはそれなりに理由があって、色々と試行錯誤していたものが良い形になったのかなと。
個人的にはサポートや別なバンドへの参加などで細々と活動はしていましたが、やはりメインのバンドは Born Blanchir ですし、メインのバンドの活動をアウトプットできると言うのは全然違うなぁっと。
当たり前のことですが、やっぱりライブは楽しい。
今後はもう少しペースをあげてアウトプットをしていきたいなと。
ライブもですが、音源もちゃんと形として残したいなぁと、改めて感じたライブでした。
と言うわけで、今年もよろしくお願いいたします。
“ライブレポート – Born Blanchir 19.12.14@Daydream Kichijoji” への1件の返信